点検票は日々の業務の中で頻繁に記入・利用される帳票です。ここでは、点検票の概要と電子化するメリット、電子化しない場合のデメリット、点検票を電子化できる電子帳票システム導入のメリットなどについて紹介します。
製造現場における点検票とは設備保全のため、さまざまな生産設備の点検を行い、その結果を記録する帳票のことです。点検は決まったスパンで定期的に行われ、設備によっては毎日使用前に行われる場合もあります。点検票は報告書の作成や設備の管理にも利用されるため、整理してすぐに必要な点検票が取り出せるよう、管理・保管しておくことが大切です。
点検票は電子化することで蓄積していく紙の点検票を保管しておくスペースが不要となり、簡単に点検結果や設備の問題点を社内で共有できます。また、必要な点検票もすぐに探し出すことができます。点検票は蓄積する数が多いので、蓄積された紙の点検票の中から必要なものを探し出すのは簡単ではありません。
さらに、電子化することで再入力や検索の手間を省き、トラブル時や機器の入れ替え時も迅速に対応が可能です。その結果、限られた人員や時間で設備保全が可能となるのです。
点検票は記入・利用される頻度の高い帳票なので、蓄積される枚数が多く、紙の帳票では必要な点検票を探しだすのに時間がかかります。
報告書の作成時に利用したい場合も再入力の手間がかかり、トラブル時・機器の入れ替え時に点検票を参照したい場合も迅速な対応ができません。記入された点検票を保管しておくスペースも必要です。よって、設備保全にも多くの人員や時間がかかってしまいます。
また、紙の点検票では点検結果や設備の問題点を共有するのに社内で必要なメンバーに配布もしくは回覧する必要があり、手間がかかるうえ情報漏洩の危険もあります。
点検票を電子化できる電子帳票システムを導入すると、1つの設備だけでなく複数の設備に対して電子化のメリットを得ることができます。また、他の帳票とデータ連携できたり、データを組み合わせて報告書や別の社内資料を作成したりすることも可能です。
点検票は作業日報や作業指示書、作業時間報告書などと一緒に電子化することで、報告書の作成時に役立ったり、機器の故障やトラブル時には迅速に原因を突き止めたりできます。点検票の電子化や電子帳票システム導入を検討する場合には、作業日報や作業指示書、作業時間報告書など電子化も同時に検討してみるのがおすすめです。
※2023年8月をもって販売終了