作業時間報告書は作業日報とともに、よく用いられる帳票です。ここでは、作業時間報告書の概要と電子化するメリット、電子化しない場合のデメリット、作業時間報告書を電子化できる電子帳票システム導入のメリットなどについて紹介します。
作業時間報告書とは、作業内容とその作業にかかった時間を報告するものです。目的は現場や会社によってさまざまで、多くは給与計算や原価計算、作業の振り返り、フロー管理、タスク管理、進捗と現状の共有などのため利用されています。共有される部署が多岐にわたり、正確な記入や迅速な承認が求められます。
作業時間報告書を電子化するメリットは、情報共有が簡単にできるようになることです。電子化することで給与計算処理の担当者や、管理者や同じ業務を行うグループやプロジェクトのメンバーと容易に共有可能です。よって、原価計算や給与計算処理、承認も素早くできます。
また、電子化することで再入力や検索の手間を省き、作業時間報告書を利用した報告書の作成も手間がかかりません。どんな作業がボトルネックになっているのかを簡単に知ることもできます。
作業時間報告書を電子化していない場合デメリットは、記入・検索に手間がかかってしまうことと、作業時間報告書を共有するのに配布や回覧、再入力が必要となってしまうことです。
記入・検索・共有に手間がかかると、原価計算や給与計算処理、承認にも時間がかかってしまいます。製造における問題点の把握にも時間と工数がかかってしまいます。
作業時間報告書を電子化できる電子帳票システムを導入すると、個人に対してだけでなく、全社員・全部署で作業時間報告書電子化のメリットを得ることができます。
社内全体やグループやプロジェクト、部署間など多くのメンバーとの情報共有も容易にできます。製造における問題点の把握も素早くできるので、業務改善にも役立ちます。
作業時間報告書は点検票、作業日報、作業指示書、製造指図書などの帳票と一緒に電子化することで、報告書の作成時に役立ったり、作業を円滑に進めることができたり、製造における問題点の把握もより簡単にできます。作業時間報告書の電子化や電子帳票システム導入を検討する場合には、点検票、作業日報、作業指示書、製造指図書など電子化も同時に検討してみるのがおすすめです。
※2023年8月をもって販売終了